From:秋山大介
「ムリだ!」
「できません!」
「この業界は…」
あ゛~~~~~~~この言葉聞き飽きました。。。愚痴をこぼすようになってしまいますが、私は、この言葉を聞くたびに心の中で「できないを選択してしまうと、会社を畳むしかないのではないか?」と思っています。
これは「働き方改革」の話なのですが、今、私の家業のメイン事業である建設業界は、「働き方改革」に揺れています。とくに今、労働時間の是正があと数年で入るので、一番揺れている時期かもしれません。
つい先日も、社会保険労務士を招き、下請け業者30名くらいで、労働時間の是正の話を聞きました。すると中には「法律が実際に合わずおかしい!」と大きな声で言う人もいました。
働き方改革は、建設業に限らず行われています。あなたは、この働き方改革の実施について、どう思うでしょうか?
私はというと、YesもNoもなく、「法人とは、法の人と書くのだから、法律を守れないなら、存在してはいけない」と考えているので、ただ、そのルールに則るだけです。実際、私の家業の会社では、もう、その労働時間は、ほぼクリアしています。
ですので、私は特に、この働き方改革に異論はなく、むしろ、これに乗れないと「会社としての存在価値がない」と考えています。そして、これが同時に私の経営者としての「あり方」でもあります。
だから、この働き方改革をどう実施するかは、経営者としての「あり方」を問う、国からのクエスチョンだと受け止めています。
そして、もちろん経営者としてだけでなく、父として、夫として、一人の人間としてのあり方もあります。それは「信念を曲げるときは切腹する覚悟を持つ」です。
だから、私の中では、基本的に「他の人がこうしているから、自分もする」という「選択はない」です。あるのは、自分の信念や方針に合っているか合っていないかの中での選択で、他人がどうこうは関係ありません。
ただ、ご注意いただきたのは、「天の邪鬼」ではないということです。結果的には、天の邪鬼に見えるときもありますが、それは「自分の信念からみてどうか」の結果です。
そして、唐突かもしれませんが、吉倉さんに顧問になっていただき、相談しつつ、二人で新しい概念をまとめていたところ、このようなことに気が付きました。それが、私の家業のような小さな会社の「戦略」が【転換期】を迎えているということです。
具体的には「あり方」と「やり方」の比重が逆転してきているということです。イメージの数字で示すと、
【従来型の戦略】あり方:やり方=20%:80%
【転換後の「新」戦略】あり方:やり方=80%:20%
です。
割合が逆転しているということです。その詳細は、こちらから見られます。
↓
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例えば、働き方改革…これを「ムリだ!」と言ってやらないのも…「やってみるか」と言ってやるのも「あり方」次第です。もしくは、「会社のあり方」次第です。
これまでの戦略は、「やり方」重視型だったので、おそらく「方向性が、大きくずれていなければ~」という程度だったでしょう。でも、今は転換期を迎え、それが通用しなくなって来ているのではないでしょうか?まさにその例が、働き方改革ですよね?
従来型の戦略であれば、やり方重視なので、それこそ「何か法律をかいくぐれないか?」と知恵を絞り、それで「あり方」を乗り切り、「やり方」を遂行する流れだったでしょう。
ですが、今は、そんな姑息な手段とも思えることをしたら「あの会社はおかしい」と思われ、ステークホルダーから選ばれない会社になる時代に突入しているのではないでしょうか?
反対に、転換後の「新」戦略は、「我々は、この働き方改革にどう対応していくか?」と自問自答し、あり方を中心に知恵を絞り、「やり方」を遂行する流れなのではないでしょうか。まさに、従来型と反対です。
まだ、私も上手くまとめられないのですが、今、吉倉さんと一緒に、このような概念をまとめています。
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まだ、バシッと固まってはいないのですが、この資料をもとに、吉倉さんと私で色々ご説明することはできます。もし、今聞いてみたい!という方がいらっしゃったら、コメントに「聞きたい!」と入れていただければ個別にご連絡します。私たちも、まだ発案中なので、ぜひ、ご協力いただければと思います。
ー秋山大介