From:秋山大介

「どうやら、秋山さんのような分野で独立を考えているらしいですよ」

「えっ、私の分野というと。。。?」

「そのweb系のマーケティングで。しかも1年後のようです。」

「・・・」

これは知人からつい先日言われた言葉です。思わず、私は言葉を失いました。どうやら、私のことを知るある人が、私の分野で独立をしたいとその知人に話したようなのです。正直、私はネガティブな感情を抱きました。

その一方、私も「若手」という言葉を使う年齢になりましたし、そのような人から、一つ目指される位置になったのか~と思う、多少ポジティブな感情もありました。

とはいえ、私の中では、現状は全く完成形でも、現状に満足しているわけではなく、あくまでも「通過点」ですので、あまり目指されてもな…というところです。

フリーザというと、レベルが高すぎるので…クリリン…いや、クリリンは地球人最強だから…ヤムチャ…いや、ヤムチャもなんだかんだで一般人に比べれば強いので…天下一武道会の予選に混ざっているくらいの位置なので、本当に、目指されても…という気持ちでした。

しかも・・・これは、私に常につきまとうことですが、「秋山さんって結局何の人?守備範囲が広すぎて分からない…(汗)」と言われる機会が多いので、私にとって「web+マーケティング」は一部に過ぎません。

どちらかと言うと、というより…私が常々考えているのは、「会社が永続的に存在するために必要なことに対応する」ということです。

いわゆる経営資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」と言われますが、どれに偏ることなく、常にバランスよく進めるのが、私の方針です。

ちなみに、私は人に私の分野をお伝えするときは「資金調達以外は全てです」と回答しています。資金調達だけは、ちょっと分野が違うので、そこはできるとは決して言いません。

もちろん、銀行に企画書を書いて、一時的な借入をする調達でしたらできますが、今は、調達方法が多様化しています。だから、それはその専門家にというところです。

反対に、その専門家が、「ヒト・モノ・情報」をカバーすることは少ないものです。だから、私はこうお伝えしている部分もあります。

ということですので、結論、その若手の彼は、「私の分野=資金調達以外のヒト・モノ・カネ・情報のスキルを365日で習得する」+「自分の会社の会社経営のスキルも同時に習得する」ということになります。

さ~、カウントダウンはもう始まりました。その話は、少し前のようなので、もしかすると、すでに350日を切っているかもしれません。さ~、どうする?(笑)

もちろん、それは冗談ですし、その彼に愛情を込めての言葉ですが…一つ言えるのは、「私は、これらのスキルを短期的に身に着けたわけではないですし、常に更新中」ということです。

おそらく、それは明確に言えるのは、小学2年生で決めたので、足掛け・・・「33年」でしょうか?ということは、彼は私の33年分を1年で…となります(汗)

これが6才までであれば1ヶ月が大人の1年分に相当するので間に合いましたが、ちょっと厳しいかもしれませんね。。。

それで結局、ここで私が何をあなたにお伝えしたいかと言うと、、、まさにこれです。それが失われていくのもまた早い(by スラムダンク)色々な方が人生のバイブルとしてマンガを挙げていますが、私の場合は、「スラムダンク」です。

この最終戦となる「山王高校」との試合で、主人公・桜木花道は背中を強打し、選手生命に関わる怪我をした(?)ようです。そのとき、マネージャーのあやこさんが言ったのが

……あの子は
わずか4ヶ月で
異様なほど急速に力をつけてきた

いろいろなものを身につけてきた

治療やリハビリに
もし時間が
かかるなら

プレイから
長い間
離れてしまったら

それが失われていくのも
また早い

です。私の中で、スラムダンクでは、この言葉が一番印象に残りました。これです・・・私が、あなたにお伝えしたかったのは。。。

はっきり言って、ここに科学的根拠があるのかは分かりません。しかし、本は校閲を通っていますので、あまりにおかしいことは言っていないと思われます。

また、ここで思い出させれるのがこの『7つの習慣』の中にある【成長と変化の原則】(←日本語版だけという話も…)です。成長と変化の原則とは、成長するには、必ず通らなければならないプロセスがあるという話です。

例えば、子どもが歩けるようになるまでが良いでしょう。いきなり歩くことはできず、必ず通らなければならない道があるということです。だから、それを飛ばして成長はないと。

ちなみに、スラムダンクの桜木花道もそうですよね。バスケを始めたのが遅かったので、合宿で、とんでもない本数のシュートを打つなど、しっかりと、そのプロセスを通っています。

ですので、これに重ね合わせると、もちろん、私は33年と言っても、その過程には非常にムダなものあるうえ、私は飲み込みが非常に遅いタイプで、人より習得に時間がかかるという部分があるので、

その辺りを考慮すると、彼は私の10年分のプロセスを1年で体験することになるでしょう。もう、眠る時間はありませんね(笑)

私自身、20代後半から32歳までは、始発帰り、シャワーを浴びたら出社か2徹夜などを繰り返していたので、きっと彼は眠れないでしょう(笑)

そうそう、息子の大智と同学年のお子さんをもつビジネスパートナーから、こんなことを言われました。

「いや~、うちの子はイヤイヤが始まって大変です。きっと、大智くんは、幼児教室に通っていたりするからそういうことないですよね~?」

と。

それに対し、私はこう答えました。

「いや、そんなことないですよ。スゴイです。イヤイヤ。

でもこれは『7つの習慣』にある『成長と変化の原則』なので、大智も順調に成長しているな~と受け止めています。

もちろん、イラッとすることもありますけど。

でも、『成長と変化の原則』の通り人の成長には、飛び越えて良いプロセスはないので、その一つとして見守っています。」

もし、彼がこの記事を読んでいたら、ぜひ、この「成長と変化の原則」をメッセージとしてお伝えしたいものです。隣の芝生は青く見えるかもしれませんが、青くするためには、人には見えない努力とプロセスがありますよと。。。

ー秋山大介