From:秋山大介
こんにちは!このレター書いたのは秋山さんですかー?
昨日、とあるミーティングで参考レターとして偶然上がったので。。
いや、ホント驚きましたよ。。。まさか、こんなメッセージが届くとは(汗)実は、昨日このような連絡が突然届きました。私の中で、頭をよぎったのは、「あれっ!そういえば、この伝えたことあったかな…?」というところでした。
そして、次になぜか思ったのが「ヤバイ!」でした。何がヤバイかと聞かれても何もないのですが、ようやくこの経験で、テレビドラマの中で警察に追いかけられて逃げる人の気持ちが理解できた気がします…(汗)
そんな感じだったので、私は思わずこんなメッセージを送り返してしまいました。
えっ?そうなのですか
はい、僕です。悪いほうの例ですか?
すると、こんなメッセージが。
やっぱり!
いえ、良い方の例です。
このくらいは書いて欲しいですと進言しました(笑)
結論…「私はURLを伝えていない」ということが分かりました。なので、改めてこの出来事は驚きました。確認したところ、同じプロジェクトメンバーの方が、参考レターとして紹介してくださったそうです。
いや~、私のコピーをまじまじと読まれるのは、アプレンティスというコピーライタ養成講座以来ですかね。な~んか妙な緊張感が走ります。
特に私の場合、気がつけば、そこそこのライターとして扱っていただくことが増え、いつの間にか、人から何かを言われることが一気に減りました。
というより、、、アプレンティスのとき以外は、ほとんど、何も言われていない気がします。むしろ、レビューする機会が増え、人に教えさせていただく機会が急に増えました。
だから、そのような機会が増えるにつれ私は「大きな不安」に襲われてきました。その不安とは「誰も注意をしてくれない」ことです。
今も、この不安とは常に付き合っています。以前、私はこんなことを先輩から言われたことがありました。
「秋山、これから独り立ちするというのは、
『誰も注意してくれなくなる』ということだ。
今度から、自分も秋山を一人の独立した人間としてみる。
だから、今までは注意で済んでいたことが、
『それなら、他の人に変えよう』となって、
何も言われずに仕事を失うことになるから、よ~く注意しない。」
と。これは本当に優しくて厳しい最高の言葉でした。今だに、このときのことを記憶しています。
だから、私は家業を継ぐことになったとき、いきなり組織のトップになるので、何よりも、この言葉を思い出しました。
「組織のトップということは、
あの言葉で言えば、本当に注意してくれる人はいなくなる。
自分が自分を律しなければ、この会社は終わり。
本当に責任が重い。」
と自分の中で言いました。周囲からは「経営者は自由で良いですね」と言われることが多いかもしれません。でも私の本心は、経営学の教科書にかかれている通り「責任と権限のバランス」が必須なので、自由の権利がある分、それだけ重たい責任ののしかかってくるとプレッシャー以外の何者でもありませんでした。
だから、今も常に背負っています。もしくは「あの人は、本当は注意したいのに注意せずにいて、いきなり取引を停止してしまうのではないか?」という恐怖感にかられることも多々あります。
でも、その恐怖感を払拭するには「自分を律し」自律するしかありません。だから、私はプロフィールに書かせて頂いたとおり「素直・謙虚・中庸」をバリューに入れています。
これがないと、いつ自分が何者かに支配され、傲慢になり、注意されることなく、取引を停止されてしまう可能性が高いからです。
これは受け売りですが「鏡のが(我)があるうちは、自分の顔が見える。が(我)がなくなったとき、鏡は『かみ(神)』になる。」と。神になりたいわけではありませんが、まさに、これが自分を律し続けなければならない所以なのかもしれません。
そういった意味では、今回、あからさまに数名に私のコピーを見ていただく機会に巡り会えたことは、素晴らしいことでした。
今回は、偶然良い評価をいただきましたが、自分を律しなければ私は傲慢になり、明日は、最悪のコピーを書いているかもしれません。
繰り返しになりますが、そうならないためにも、「自分を律する」それを振り返る、素晴らしい機会でした。
ー秋山大介